介護新聞(平成26年10月30日)で、恒例のケアマネジャー試験講評が行われています。
奥田龍人氏(NPO 法人シーズネット)が、第17回ケアマネジャー試験の福祉サービス分野について書いています。
サービス内容が保健医療サービス分野と異なり、あまり細かな出題はなかった。難易度は昨年度より易しくなっている。ソーシャルワーク論3題はいつもながら易問。ソーシャルワーク論で1問、虐待疑いの事例問題が出題されたが、これも易問だった。
各サービス内容で難しいのは【問題56】地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護くらいではないか。選択肢1「施設形態は、単独小規模の介護老人福祉施設と、同一法人による本体施設のあるサテライト型居住施設の2つである(×)」は、他に通所介護事業所や小規模多機能型居宅介護事業書等と併設された小規模の介護老人福祉施設、本体施設とサテライト型居住施設と併設事業所を組み合わせたものが考えられる。
【問題58】の生活保護は難しい。選択肢1「介護保険の第2号被保険者は、特定疾病による要介護又は要支援の状態にあっても、介護扶助の対象とはならない(×)」はレアケース。医療保険に加入している生活保護受給者はいるがかなり少ない。もちろん、その人は介護扶助を受けることができる。
第17回ケアマネジャー試験を受験された方の参考になれば幸いです。
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