けあサポの林和美さんの第19回ケアマネ試験総評

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けあサポの林和美さんが、第19回ケアマネジャー試験の総評について書いています。

私は今年のケアマネジャー試験の問題を解いてみてまず思ったのは、「出題者の意図を知りたい」ということでした。

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しかしながら、試験の合格率をはじめ、試験問題として問うている内容にしても出題者として「何をポリシーにして作問しているのか」がわからないのです。つまり、「どんな介護支援専門員になってほしいか」という大前提を理解している作問とは今回の試験からは思えないからです。

(省略)

近年の介護保険制度の実施状況を見ると、ケアマネジャーには充分な医療的な知識が求められるとともに、生活困窮者などの複雑で複合的な生活課題をもつ家族も多く、介護保険制度だけの対応ではなく、さまざまな社会福祉の制度の活用も求められているのは事実です。そのため、今回の「保健医療サービス知識等」「福祉サービス知識等」の試験問題については充分検討されており、基礎知識としては難問も多くはなく、例年同様の問題であったと私は感じています。

(省略)

さらに試験問題として全体を見ると「選択肢の短文化」がみられます。この傾向は一昨年くらいからみられていますが、今年のケアマネジャー試験の特に「選択肢の短文化」の流れを感じました。

この「選択肢の短文化」は、実は適切な読解力と正確な知識がないと ○× の判断が困難となります。したがって、受験者は選択肢の短い文章から、詳細なことまで読み取り、身につけた知識と自問自答しながら ○× を一つひとつ判断しなければならないこととなります。

また、問題文の「○○○ について、正しいものはどれか。」となっていますが、「○○○」のカテゴライズの仕方と、選択肢のそれぞれつながりが無理やり的になっていると感じる問題も多かったと思います。ましてや、「次の記述のうち適切なものはどれか。」と、そもそもカテゴライズもされていない、ただ ○× を一問一答的に問うている問題も見られました。

(後略)

興味のある方はご覧下さい。

林先生の受験対策講座:第19回介護支援専門員実務研修受講資格試験の講評

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