岡野さんの第17回ケアマネ試験考察

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「岡野の合格無料ゼミ」の岡野さんが、第17回ケアマネジャー試験の考察について書いています。

昨年同様、神奈川県の有効受験者数(厚労省が過日発表している受験者数ではありません)と、合格者数が不明であるため、この合格速報の数値は以上で確定させて頂きたいと思います。
最後に、発表された合格基準、合格率を踏まえて、今回の試験の考察と来年以降の試験対策についてまとめ、締めくくりたいと思います。

【解答について】
公表された解答は、当サイトにて本試験当日に公開した解答速報と同じものでした。
不適切とする問題などもなく、公開した解答が間違いがなかった点は安心しています。

【合格率と合格基準点について】
近年、合格率が3〜5% の間で変動する中で、予想が外れても1点差以内に収めるように毎年予想点を計算してきました。
本年もそのつもりでしたが、結果、介護支援分野で2点もずれてしまい、せっかく回答データの収集にご協力頂いた方々をはじめ閲覧された方々には、お役に立てず本当に申し訳なく思っています。

本年は試験の制度改正を控え、その改正もケアマネの質の向上を念頭に置いていることから、合格率がやや下振れするのではとの主観を多少加味して計算したことが裏目に出ました。
合格基準点を予想するために応用数学を用いますが、その合格基準点を決定する肝心の合格率は当て推量の域を出ずサイエンスの埒外であるため、今回はその人間の弱さが露わになってしまいました。

介護支援以外にも、予想より1点ずれた箇所がありますが、予想した際に「『保健医療・総合 & 福祉』は15点と16点の両方が可能性があります」と付け加えました通り、こちらは想定の誤差で収まりました。
ただ、予想の最終段階で「どちらかとえいえば15点」と結論づけたのは私の主観によるところが大きいため、この点でも主観が外れる結果となりました。

【合格率の変動】
合格率の調整局面において、試験の公平性という大前提から、全受験者の共通科目である介護試験分野の合格基準点を操作するのが道理です。
試験結果と当サイトの分析資料を照合する限り、この点では、試験主催側と当方の認識は合致しているようです。
しかし、受験生の質的水準に変動がないという前提に立てば、年度間の試験の公平性という点で、やや疑問が残ります。
ここ数年、合格率が上下に「有意に」変動しており、介護支援分野の知的要求水準を毎年意図的に変える試験主催側の意向が、どうにも計りかねます。
ケアマネの社会的ニーズが毎年有意に増えたり減ったりするといった合理的な外的要因も、直ちには思い当たりません。

第17回ケアマネジャー試験を受験された方の参考になれば幸いです。

岡野の合格無料ゼミ:合格発表速報 & 最終考察

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